コミュニケーションは会話のこと?
そもそも、 コミュニケーションは「会話をすること」ではありません。
コミュニケーションは「意思疎通すること」です。
会話がなくても、仕草や雰囲気など、2人以上いればそこには必ずコミュニケーションがあります。コミュニケーションしようと思わなくても、実はコミュニケーションは行われているんです。
コミュニケーションで大事なこと
コミュニケーションでは「何を伝えようとしたか」ではなく「どう伝わったか」が大事です。
相手の立場になって言葉を選ぶことで、心のキャッチボールを行いましょう。「自分が投げやすいボールを投げる」のではなく、「相手が受けやすいボールを投げる」ことが大事です。
相手の話をよく聞いて、相手の気持ちを読み取って、適切な言葉、表情、態度で答えることが重要です。
上手にコミュニケーションをとることは、「上手に話をすること」ではないのです。
なぜコミュニケーションは難しいの?
コミュニケーションの難しさは何処にあるのか
あなたが誰かとコミュニケーションを図っているとき、実はあながた「伝えようと思ったこと」が伝わっているのではなく、相手が「受け取ろうとしたように」に伝わっています。
なぜ「伝えたこと」と「伝わったこと」には差があるのでしょう。それは、あなたは無意識に
- 省略したり(誰が?何を?)
- 湾曲したり(こうだろう、こう思うだろう)
- 一般化したり(自分はこう、ふつうはこう)
さらに相手は、
- 想像したり(あの人が?あれを?)
- さらに湾曲したり(ああだな、こう言ってるな)
- その人の一般化(私はそう、ふつうはそう)
したりするからです。だから正しく伝わらなくて当然。
コミュニケーション上手になることは出来る?
「伝えたこと」と「伝わったこと」とギャップを埋めるには「技術」と「訓練」が必要です。
コミュニケーション能力は「生まれた時からある能力」ではありません。
上手くコミュニケーションを図るには、まずどうしたらいいかを知ること。
そしてコミュニケーションの技術を知って利用することです。
コミュニケーションは「能力」なの?
あなたは「コミュニケーションの方法」を誰かに教えてもらったこと、ありますか?
誰に教わったわけでもなく、生まれてから今まで「何となく」コミュニケーションを図ってきましたよね。
家族との会話、友達との会話、上司との会話、お客様との会話など、あなたのコミュニケーション方法は「経験」から出来上がっています。
では「コミュニケーションの上手な人と出会っていなかった」としたら?
コミュニケーションの上手下手には
- 持って生まれた性格や能力
- あとから学習する「技術」
があります。
もちろん技術を知らなくても性格や能力でコミュニケーションが上手な人もいます。しかし「技術」を身に着けることでコミュニケーション技術が向上し、コミュニケーションが上手になることも出来ます。